社会人の医学部受験
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大学を卒業、あるいは在学中に他の希望する大学を受け直すことを社会人入試と言う。中でも一度働き出してから大学を受験する人は多く、そのような人は就職に直結する学部を選ぶ傾向にある。従って、社会人入試される学部としては圧倒的に医学部が多く、社会人入試と言うと、主に医学部社会人入試を差すことが多いくらいである。
社会人入試による合格率だが、東大理系を卒業した人が医学部を社会人入試をすると、合格率は３０％であると言われている。東大理系の入試レベルは地方国立大学の医学部に近いにも拘わらず、その卒業生が勉強しても７０％の人は落ちるということを考えると、やはり難易度は高いと言えるのではないだろうか？
では、なぜ医学部の社会人入試は難易度が高くなるのだろうか？
やはり社会人が医学部を社会人入試する場合、ネックになるのは勉強時間の無さではないだろうか。仕事を続けながら受験勉強したり、親の支援があったとしても学費などを貯めるためにアルバイトをしている人も少なくない。全ての時間を受験勉強に費やすことのできる現役学生と比較すると時間の制約がかなりあるのだ。
医学部合格には、国立で２０００時間、私立で１０００時間程度の勉強時間が必要と言われている。１年間勉強するとして、国立なら１日５時間程度の勉強時間が必要というわけである。しかしこれは、現役学生の目安であって、勉強から遠ざかっていた社会人入試生は、もっと勉強しなければいけない可能性もある。つまり社会人入試生にとって、時間の制約は大きな敵となるのである。
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